いよいよ始動!! 「食品加工室」
令和6年4月にオープンした「ふじさき産業文化交流施設(リンゴカ)」で、「食品加工室」が動き始めました。
リンゴカは、全国唯一の「りんご科」が設置され、平成31年3月に惜しまれつつ閉校した、弘前実業高等学校藤崎校舎をリンベーションして生まれ変わった、産業文化交流の拠点施設です。藤崎町が紡いできたりんご産業の実績や歴史が、そこに存在した事実を後世につなぐ意味を込めて「RINGOKA リンゴカ」と名付けられました。
食品加工室には、スチームコンベクションオーブンや乾燥機、真空包装機など、6次産業化に取り組む農家の皆さんや、食品加工を始めたい方などが利用しやすい器具類を完備しています。そのリンゴカで行われた「第1回食品加工室見学・説明会」の様子をお伝えします。
【説明会スタート】
この日、説明会の担当をするのは、藤崎町経営戦略課戦略推進係の黒崎さん。まずは、「食品加工室の利用に係るガイドライン」に沿って、使い方のルールや手順について説明を受けました。
【スチームコンベクションオーブン】
1台で蒸し料理や焼き料理など複数の調理方法が可能である多機能な加熱調理機器。
【食品乾燥機】
食品乾燥機は、水分含有量の多い食品から水分を除き、腐敗や変質を防止したり、食品の貯蔵性を高めることができます。野菜・果物やキノコ、海産物、お茶、ナッツ類など幅広い食品に使用することができます。
【真空包装機】
真空包装機は、 袋や容器内の空気を抜き取って真空化し、食品や製品の周囲の酸素を減少させて密封します。これによって、酸化反応が抑制され、微生物の成長を抑えられるため、食品や製品の腐敗を遅らせることができます。
【金属探知機】
金属の検出に特化しており、食品への金属混入を防ぐ目的で使用します。
【回転釜】
ハンドルを軽く回すだけで、前後回転して傾く調理用の大釜です。窯が傾くことで、大量の調理物を簡単に取り出せ、洗浄の負担も減らすことができます。こんな大きな釜だったら、豚汁100杯分ぐらいできるのでしょうか?
【定量充填機】
瓶、ボトル、袋、パウチなどの容器に設定した量の内容物を詰める機械。リンゴカの食品加工室にあるものは、ジャムなど糖度の高い加工品の充填に特化しています。
【大型冷蔵庫】
※食品加工室の利用を希望される方は、下記の「食品加工室」にて詳細を確認して下さい。
編集後記:
今回の取材で、初めて目にする機械がたくさん。真空パックとか実際にやってみたいですね。加工食品を作りたいけど、家庭用の機械では難しいなと思っている方、ぜひ、一度見学にお越し下さい。お待ちしています。
取材日:令和6年6月27日(木)
執筆者:移住定住コーディネーター 桜庭 幸子
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