青森県藤崎町・常盤地域で「ねぷた」制作中!!
更新日:2022年12月14日
こんにちは。 藤崎町移住定住コーディネーターの桜庭です。
藤崎町常盤地域では、コロナ禍のため、2年程「ねぷた制作」が中止となっていました。今年は何とか運行にこぎつけたいという地域住民の熱意も高まり、8月1日の運行に向けて、ねぷた制作が始まっています。
気温が30度越えとなったこの日、「年縄伝承館」では常盤地域住民でもある笹森 悠太(雅号:盛瑛)さんが、一心に鏡絵を描いていました。今年のお題は「花和尚奮戦の図」です。見送り絵は「大日如来」。これから、開き、額と呼ばれる場所に貼る絵も描いていきます。
【写真:鏡絵を描く笹森 悠太(雅号:盛瑛)さん】
絵を描く工程は、①下絵②墨書き③ろう書き④色付けとあるそうですが、今は、鏡絵の最終工程である色付けの真っ最中です。初めてこの絵を見たときは、その大きさに圧倒されました。A3サイズぐらいで書いた下書きをもとに、倍率を上げて書いていくのだそうです。
【写真:鏡絵の下絵】
この絵が貼り付けられるのは、高さ5m80cm、幅5mにも及ぶ骨組みです。その骨組みは、昨年新しく制作したばかり。
【写真:昨年新しく制作した骨組み】
絵貼りは、7月24日の予定です。絵が貼られるのが待ち遠しいですね。8月1日と3日は、常盤地域で運行。事前にお囃子の練習も行われるとのことなので、続報をお届けします。ぜひ、お楽しみにしてくださいね。
取材日:令和4年7月3日
※用語解説
鏡 絵……扇ねぷたの上の部分にあたる勇壮な武者絵(表側)
見送り絵……裏面の扉絵(裏側)
袖 絵……扉絵の両側の絵(裏側)
開 き……三角形の部分で鏡絵の受け皿にあたる部分。主に牡丹が描かれる(全体)
額 絵……開きの下に見える台の部分。下側)
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