8月20日(日) 登山囃子藤崎大会が開催されました!!
令和5年8月20日(日) 藤崎町文化センターにて「第50回 登山囃子藤崎大会」が開催されました。(本文中に動画が2本あります)
【登山囃子って何?】
津軽地方の人々にとってかけがえのないシンボル「岩木山」。津軽の人々は古来より岩木山をお山と呼んで、神の山として崇め信仰しておりました。今も豊作の喜びと感謝の念を捧げる「お山参詣」に受け継がれ、津軽地方最大の秋祭りとして親しまれています。そして、「お山参詣」で演奏されるお囃子が「登山囃子」です。
「お山参詣」は、昭和59年1月に「岩木山の登拝行事」の名称で 国の重要無形民俗文化財に指定されています。
【登山囃子大会】
本大会は、お山参詣登山囃子を主とした、各地区の囃子自慢による競演大会です。「登山囃子藤崎大会」は、今回で50回目となりました。参加するチームは、「笛・鉦・太鼓」担当がそれぞれ1名で構成され、競演は「梅・竹・松」の部に分かれて行われます。「竹」の部の競演者は、県大会で優勝し「松」の部に昇格することを目標に、各地区大会で腕を磨きます。
「梅」の部:リーダーである「笛」担当の年齢が中学生以下のチーム
「竹」の部:「梅」、「松」の部以外のチーム(一般の部とも呼ばれる)
「松」の部:「竹」の部に属するチームが県大会で優勝することによって「松」の部に昇格
【全共演者による舞台演奏】
初めに全共演者による「全体演奏」が披露されました。
◎動画【梅の部:藤崎町 吉田組】
まずは、「梅」の部から「中弘南支部の藤崎町:吉田組」による登山囃子と下山囃子の演奏です。
【竹の部の演奏】
「竹」の部では、12チームが出場し、それぞれ登山囃子と下山囃子を演奏し、厳しい審査の結果上位5チームが入賞となります。写真は、一番最初に演奏した「西北五支部 つがる市柏 長内組」の演奏の様子です。
【余興】
審査対象の演奏後、支部ごとの演奏が披露され、この間に審査の結果が集計されます。
【東青支部の演奏】
皆さん、おなじみの「青森ねぶた囃子」が披露され、「ラッセラー」の掛け声が響き渡っていました。
◎動画【西北五支部の演奏】
ここでは、鯵ヶ沢町、木造町、五所川原市の3種類のねぶた囃子を聴くことができました。五所川原市のお囃子の場面では、「藤崎町」も加わってた楽しいお囃子となりました。
支部ごとに演奏されたねぶた囃子は、それぞれ特徴ある囃子がとても楽しかったです。審査が終わってからの演奏なので、皆さんリラックスして楽しんでる様子が伝わってきました。
余興が終わると、今大会での順位が発表されました。入賞した皆さん、おめでとうございます。本大会も頑張ってください。
【上位入賞者】
第1位:東青支部 青森市原別 坂田組
第2位:中弘南支部 平川市柏木 栗林組
第3位:西北五支部 五所川原市川端 工藤組
第4位:中弘南支部 平川市新館 工藤組
第5位:中弘南支部 平川市尾上 今組
編集後記:筆者は移住3年目になりますが、登山囃子をきちんと聴いたのは今回が初めてです。お囃子の担い手も年々少なくなっているとのこと。国の重要無形民俗文化財である「お山参詣」に欠かせない「登山囃子」。今後も継承していってほしいですね。今年の本大会は、9月14日の予定です。
取材日:令和5年8月20日(日)
執筆者:移住定住コーディネーター 桜庭 幸子
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